金鯱の肥料はいつ何を与える?成長を早める効果的な使い方は?

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金鯱の肥料はいつ何を与える?成長を早める効果的な使い方は?

金鯱をはじめとするサボテンは「肥料なしでも育つ」というイメージを持たれがちですが、それはあくまで「枯れない」という意味に過ぎません。

数十年かけて大きく育てることを目標とするなら、適切なタイミングで適切な肥料を与えることが、成長スピードを左右する重要なポイントになります。

ただし肥料の扱いをひとつ間違えるとかえって根を傷めて株を弱らせてしまうリスクもあります。

肥料が必要かどうかの基本的な考え方

金鯱は肥料がなくても健康に過ごすことができます。

そのため肥料不足で枯れることはありません。

肥料は金鯱を大きく育てたい場合に使用するものです。

この考え方が施肥の大前提になります。

観賞用として飾るだけで良い、あるいは現状の大きさを維持できれば十分という場合は、無理に肥料を与える必要はないのです。

逆に「できるだけ早く大きな株に育てたい」「美しい黄金色のトゲを密に出させたい」という目標があるのであれば、生育期の施肥が確実に効果を発揮します。

金鯱は栄養分の少ない土壌で暮らしているので、成長にあたり多くの肥料分を必要としません。

まったく与えなくても枯れることはありませんが、少量の肥料を与えることで健康的に育てられます。

肥料を与える時期:成長期を外さないことが絶対条件

サボテンに限らず、肥料は植物の生育期に与えることでその植物の生育を助ける効果があります。

反対に休眠している植物に肥料を与えると、肥料を吸収することができず肥料焼けをおこし、枯れてしまうこともあるため休眠期には肥料を与えてはいけません。

与える時期は成長期の「春と秋」が基本です。

休眠期の施肥や肥料過多はサボテンが枯れるので要注意で、与え過ぎや時期を外しての施肥はサボテンにダメージを与えます。

根が吸収できないようなタイミングや量は、かえってサボテンを枯らすことになります。

成長期には肥料を与えた方がよいですが、夏と冬は肥料を必要としないので与える必要はありません。

夏は半休眠状態に入るため根の吸収活動が落ちており、冬は完全な休眠期です。

この2つの季節は施肥を完全に止めることが基本です。

具体的な施肥の頻度の目安としては、生育期に緩効性肥料なら2か月に1回少なめに置き肥し、速効性の液体肥料なら1〜2週間に1回程度、規定の希釈率に希釈したうえでそれをさらに2倍に薄めたものを施します。

液体肥料を使う場合は水やりの頻度と連動して管理するとわかりやすく、月に1回、ハイポネックスなどの液体肥料を規定量より若干少なめに与えるという方法も広く行われています。

肥料の種類:緩効性か液体かで使い分ける

植え替え時の元肥には緩効性固形肥料

植え替えのタイミングは、元肥を仕込む絶好の機会です。

元肥を与える場合には、ゆっくりと効く緩効性肥料「マグァンプK大粒」が適しています。

少量を土の表面に少量、置き肥のように置くとよいでしょう。

サボテンの場合、元肥を与えなくても、後に追肥等を施せば問題ありません。

マグァンプKは根から出る酸によって肥料成分が溶け出すため、植物の根に触れても肥料焼けを起こさずに根を傷めることがほとんどありません。

大粒は約2年間、中粒は約1年間、肥料効果が持続します。

植え替え周期が2〜3年の金鯱には大粒タイプを使うと、次の植え替えまで効果が続くので管理の手間が少なくて済みます。

追肥には液体肥料か固形肥料を状況で使い分ける

生育期の追肥については、サボテンには緩効性の肥料を使いましょう。

即効性の肥料は効き過ぎてサボテンが枯れてしまいます。

元肥にも追肥にも使えるマグァンプがおすすめです。

液体肥料を追肥に使う場合は、水やりのタイミングに合わせて薄めて与えるのが一般的です。

微粉ハイポネックスは、水に溶かして液肥として使う粉状肥料で、肥料成分はN-P-K=6.5-6-19と植物の株を丈夫にするカリ成分を多く含みます。

カリ成分は耐暑性や耐寒性を強める効果もあるので、秋の追肥に使うと耐寒性がUPします。

秋の終わりに向けて耐寒性を高めたい場合には、カリ分の多い肥料を意識して選ぶという考え方も参考になります。

サボテン専用肥料も選択肢のひとつ

乾燥地帯の石灰質土壌に育つサボテンと多肉植物の自生地の生育環境と土壌の研究から完成されたサボテン専用肥料は、成長に必要な各種肥料養分に加えて微量要素なども豊富に含有します。

チッソ・リン酸・カリのバランスが取れた配合で、追肥として使う場合は生育期間中30〜40日ごとに鉢の縁2〜3か所に穴を掘って施し埋め込む方法が推奨されています。

サボテンの肥料成分は、花より葉や茎を楽しむものが多いため、三要素(チッソ、リン酸、カリ)がバランスよく含まれた肥料か、葉肥と呼ばれるチッソ、根肥と呼ばれるカリが多く配合されているものがおすすめです。

肥料焼けに要注意:過剰施肥が招くリスク

金鯱の施肥で最も気をつけなければならないのが、肥料の過剰投与による「肥料焼け」です。

与えた肥料が多すぎると、用土に含まれる肥料の濃度が上がりすぎてしまい、植物は浸透圧との関係で根のなかの水分を土壌に流出します。

その結果としてサボテンからたくさんの水分が出ていってしまいます。

そのままにしておくと株が弱り続け、最終的に枯れてしまうこともあります。

肥料焼けを防ぐために、施肥の頻度や量に気を配りましょう。

また、しばらく植え替えをしていないサボテンは根詰まりを起こしており、肥料成分が吸収できないため枯れてしまいます。

施肥の効果を得るためには、根が健全に機能していることが前提となります。

根詰まりが疑われる株には肥料を与える前に植え替えを行い、根の状態を整えてから施肥に移行する順序を守ることが大切です。

弱っているときは肥料ではなく活力剤を与える

株が元気のない状態のときに肥料を与えることも危険です。

植物の元気がない時は活力剤のほうが向いています。

植え替え時には肥料、元気や色合い・ツヤなど生き生きさせたいときは活力剤と使い分けてください。

活力剤はビタミンや微量要素を補う役割を果たし、弱った株への刺激が少なく、根腐れ防止効果や病害虫への抵抗力を高める効果も期待できます。

肥料と活力剤をうまく使い分けることが、金鯱を長期にわたって健康に育てるコツのひとつといえます。

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