金鯱が枯れる前兆は?復活の可能性がある症状と復活方法とは?

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金鯱が枯れる前兆は?復活の可能性がある症状と復活方法とは?

金鯱はサボテンの王様とも称され、丈夫で育てやすいという印象を持たれがちですが、管理の仕方を誤ると確実に弱り、最終的には枯れてしまいます。

大切なのは、「完全に枯れる前に異変に気づくこと」です。

金鯱は症状がじわじわと進行するため、初期サインを見落とさないように日頃から丁寧に観察する習慣をつけておくことがとても重要です。

枯れる前兆として現れる代表的な症状

体がぶよぶよと柔らかくなってくる

サボテンを触ったときにぶよぶよとした感触があるのは、枯れる前兆です。

健康な金鯱は表皮がしっかりと張っていて固い手触りをしています。

それがやわらかく、指で軽く押しただけで凹むような感触になってきたら、内部で何らかのトラブルが起きているサインです。

根腐れしたサボテンは根から養分を吸収できなくなり、細胞が死んでいきます。

軽く胴や根元をつまんだだけでくぼむようなぶよぶよとした触感で腐っていき、根元から上へ向かって症状が進行します。

根元が茶色や黄色に変色してくる

サボテンの根本が茶色や黄色に変色するような状態になった場合、根腐れが原因で枯れかかっている証拠です。

根腐れは過剰な水やりや長年植え替えないままの排水性の悪い土、冬の水やりが原因でも起こります。

この状態をそのままにしておくとサボテンは最終的には枯死に至る可能性が高いです。

変色の色合いにも注目してください。

赤みがかった茶色であれば、根腐れしている可能性が高いといえます。

一方、白みがかった薄い茶色に変色していれば葉焼けしています。

どちらの場合も放置は禁物ですが、赤みがかった変色は特に早急な対処が必要です。

全体がシワシワになる、張りがなくなる

放置しておくとサボテン全体が黄色く変色したり、一部にハリがなくなりシワシワになってきたりします。

ただし、もとの緑色でハリもある部分が残っていれば、復活できる可能性はあるので安心してください。

シワが寄ってきているのに変色が少なく、触った感じがまだ固い場合は、水分不足が原因のこともあります。

根腐れと水不足では対処法がまったく逆になるため、見極めが肝心です。

葉焼けによる白っぽい変色やカサカサした部分の出現

葉焼けは強すぎる太陽光に長時間当て過ぎてしまったことが理由で起こります。

表面にシワができたり、かさぶたのようなカサカサした部分が確認できるようになります。

夏場の強い直射日光に長時間さらすと起こりやすく、その状態をそのままにしておくとサボテンがうまく光合成できなくなり、重度の場合は植物全体が茶色く枯れるように死んでいきます。

表面に黒い斑点や光沢の消失が見られる

表面に黒い斑点があったり、ざらざらした感触がある場合は黒斑病や黒くされ病などの病気に罹っている恐れがあります。

また、サボテンの艶が失われている場合は、ダニに侵されている恐れがあります。

棘の根元にすすのような黒いものが付いている場合は、すす病の疑いもあります。

すす病のカビはアブラムシなどの害虫から出た排泄物を栄養源にして繁殖するので、害虫を寄せ付けないように注意します。

まだ復活できる状態かどうかを見極める

症状が出ていてもすべての金鯱が手遅れというわけではありません。

内側の深いところまで変色していなければ、復活を見込めます。

つまり、症状が部分的で切ってみて変色していないキレイな面が出てきたら大丈夫です。

腐敗が全体におよんでいる場合には回復は難しいですが、腐敗が一部だけであれば、その部分を切り落とすことで復活させることが可能です。

判断に迷ったときは、まず鉢から株を抜いて根の状態を確認するのがいちばんの近道です。

根腐れからの復活方法:胴切りの手順

復活の見込みがある場合、もっとも有効な対処法が「胴切り」です。

胴切りとは、サボテンの茎をナイフやカッターでスパッと横に切り、上下で株分けする方法のことをいいます。

カットした上部は乾燥させ、別の鉢に移し育てます。

健康な部分を切り離し植え替えることで、再び元気に生長します。

切る位置の選び方

根腐れからの復活の場合は、変色していない緑色の胴の境目で切ります。

腐った部分を完全に取り除くことが大前提で、断面を見て内側まで茶色くなっている場合はさらに上で切り直す必要があります。

刃物の消毒と切断

カッターは雑菌を防ぐためライターなどで火であぶって消毒したものを使います。

消毒が不十分だと切断面から新たな菌が入り込み、状態をさらに悪化させてしまいます。

切り口はできるだけ平らに仕上げ、切断後は周囲を軽く斜めに削る「面取り」をしておくと乾燥後に断面が凹みにくくなり、カビの発生リスクを減らせます。

切り口の乾燥

切った先端の切り口は、1週間から2週間ほどしっかり乾燥させます。

新聞紙などでくるんでおいてもよいでしょう。

胴切りしたサボテンは、まず20〜30分ほど日当たりの良い場所に置いて切り口を乾燥させましょう。

しっかり乾燥させないとあとでカビが発生する可能性があります。

その後は風通しのよい明るい日陰で管理し、切り口が完全にふさがるのを待ちます。

新しい土への植え付け

切った先端の断面から芽が生えるので、切断面を下にして鉢に新しい用土を入れて植えつけます。

根腐れしている場合には、土の中に腐敗菌が発生している場合がありますので、必ず新しい用土を使いましょう。

植え付け後の管理については、植え付けしてから4〜5日後に水やりをした後は、その後しばらく水やりの必要はありません。

1〜2週間して株元を少しゆすって根付いたことを確認したら、水をたっぷり与えましょう。

根がなくなってしまった場合の対処

根腐れしたサボテンの根を整理したら、全部なくなってしまったという場合は、まず水耕栽培で発根させてから土に植え替えるのも一つの方法です。

サボテンは水耕栽培で育つのか不安になるかもしれませんが、必要な分だけ自分で水分を吸収して効率よく回復していくので、完全に枯れていなければ白い根が出てきます。

また、空の鉢に新聞紙を巻いて挿し、切り口が鉢の底に付かないように宙に浮かせておくと1か月くらいで空中で発根するので、それを用土に植え付けるという方法もあります。

発根には個体差があり、場合によっては数か月かかることもあるので、焦らず気長に待つことが大切です。

葉焼けへの対処

一部分など狭い範囲であればその部分を切り落とし、市販されている殺菌剤を塗って乾かしてあげましょう。

あまりひどい葉焼けは対処ができず、枯れる原因になるので注意しましょう。

葉焼けした部分は元の色に戻ることはないため、予防が何より重要です。

夏の強い日差しが続く時期には、レースカーテン越しの光に切り替えたり、屋外なら遮光ネットを活用したりして、過度な直射日光を避けるようにしましょう。

胴切りの適切な時期

サボテンの胴切りをする時期は4月が一番適していますが、春か秋の生育期なら問題ないでしょう。

この時期なら胴切りした元株の復活も早いですし、切り離した部分の発根も早いです。

梅雨時期や真夏は湿度が高く、断面にカビが生えやすいため避けるのが賢明です。

どうしても緊急を要する場合を除いて、できるだけ適切な季節に作業するようにしましょう。

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