金鯱がぶよぶよになったら腐っている?復活させる方法はある?

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金鯱がぶよぶよになったら腐っている?復活させる方法はある?

金鯱をはじめとするサボテンを触ったときにぶよぶよとした感触がある場合は枯れる前兆です。

丈夫で育てやすいイメージの強い金鯱ですが、明らかに柔らかくなっており、強めに触ると水分が出てくることもあります。

色も黄色っぽくなってくるため、見た目だけでもすぐにぶよぶよしてきていることに気づくはずです。

ぶよぶよになったら腐っているサイン

ぶよぶよになってしまったサボテンをそのまま放置しておいても自然に治って復活することはありません。

何かしらの対処をしなければ枯れてしまうので、ぶよぶよになっていると感じたら諦めずに対処法を探しましょう。

ただし、似たような症状でも原因が異なる場合があります。

根元が茶色く変色するのは、根腐れ以外にも「木質化」と呼ばれる現象もあります。

木質化とは茎の部分が茶色く木のように乾いて固くなるもので、老化すると起こりやすくなります。

木質化と根腐れの見分け方は、軽く触ってぶよぶよと柔らかくなっている場合は根腐れ、固い場合は木質化です。

木質化は見た目は悪くなりますが、そのまま育てることができます。

ぶよぶよになる主な原因

根腐れ

サボテンがぶよぶよする一番の原因は根腐れです。

多肉植物のサボテンは葉の部分に水分を蓄えているのでこまめに水やりをする必要がなく、肥料の与えすぎも根腐れの原因になります。

根腐れすると根元が茶色や黒っぽい色になり、胴をつまむとぶよぶよしています。

根元から上に向かって傷みが進行していき、ぐらぐら動く状態になります。

さらに根が腐ると養分を吸収できず、細胞が死んでいきます。

サボテン内部から傷みが進行するため外からでは分かりにくく、気がついたときにはかなり症状が進行している場合があります。

水やり後、7日以上経っても土が湿りっぱなしの場合は、根が水分を吸えなくなっている可能性が高いです。

根が水分を吸えない原因には、根腐れのほか、寒さ(10度以下)や暑さ(30度以上)なども含まれます。

病害虫

サボテンの病気には菌によるものと害虫によるものがあります。

菌が原因で起こる病気には「赤くされ病」「黒くされ病」「黒斑病」「すす病」などがあり、育てる環境によって菌に感染しやすくなります。

害虫では特にダニが多く、付着するとサボテンの生育が悪くなります。

ぶよぶよになるだけでなく全体的につやもなくなり、見た目にも大きく影響します。

赤くされ病は病原菌が原因で感染する病気で、害虫の食害などでできる傷口から菌が侵入し、根元が赤く変色して柔らかくなります。

感染してしまった場合は対処法がないため、害虫がつかないように注意が必要です。

黒くされ病に感染すると根元の色がどす黒く変色します。

これらの病気に感染したサボテンをそのままにしておくと他のサボテンにも伝染する可能性があるので早めに処分しましょう。

栽培環境の問題

風通しが悪い場所に置くことでもサボテンは根腐れを起こしやすくなります。

サボテンは乾燥を好む植物であるため、ジメジメした場所に置くとすぐに蒸れてしまううえ、土の中の水分もなかなか蒸発せず、根腐れにつながります。

また、鉢が大きすぎると根の過湿が苦手なサボテンには土の水分量が多くなり、根の周りの土が乾きにくく根腐れしやすくなります。

鉢はサボテンの直径と同じか、一回り程度大きなサイズが適しています。

日本の多湿な夏はサボテンにとっても苦手な季節です。

特に金鯱など球形サボテンは夏場の管理に注意が必要で、水を切って秋まで管理するのがよいとされています。

復活させる方法はある?

ぶよぶよになった金鯱を復活させる方法として、最も有効なのが「胴切り」です。

サボテンの腐る原因が根腐れだった場合は、胴切りして植え替えすることで復活できます。

胴切りとは腐った部分を切り取ること。腐っていない部分を新しい土へ植え替えると再び生育し、復活できます。

ただしサボテン全体がぶよぶよしている場合は元には戻らないため、残念ながら諦めるしかありません。

胴切りの手順

サボテンの胴切りに最も適した時期は春(4月〜5月)と秋(9月〜10月)です。

これらの季節は気候が安定しており、サボテンが活発に成長するため、手術後の回復が早く発根の成功率が上がります。

逆に避けるべきなのは休眠期の冬と高温多湿の夏です。

ただし根腐れが進行してしまい放置するとサボテン全体がダメになってしまうような緊急の場合は、時期を問わず速やかに胴切りを行う必要があります。

まず用意するものとして、鉢・新しい用土・ピンセット・刃物(カッター・ハサミ・ナイフなど)・土入れ・新聞紙が必要です。

次に切る位置ですが、根腐れからの復活の場合は変色していない緑色の胴の境目でカットします。

根腐れしている場合は腐敗菌が付着する可能性があるため、必ず変色部分よりも上でカットしてください。

その後、植え付けやすいよう切断面を尖らせます。刃物はその都度消毒してください。

カットする際は根腐れしている部分や変色している部分を完全に取り除く必要があります。

少しでも傷んだ組織が残っているとそこから再び腐敗が広がるため、思い切ってカットすることが成功の秘訣です。

切り口の乾燥と植え付け

胴切りのあとに最も大切なのが切り口の乾燥です。

切った先端の切り口は1週間から2週間ほどしっかり乾燥させます。

新聞紙などでくるんでおくとよいでしょう。

直射日光の当たらない風通しの良い場所で完全に乾燥させることが重要で、直射日光の当てすぎは断面が傷む原因になるので注意が必要です。

切り口が完全に乾いて塞がる前に水分に触れるとカビや腐敗の原因になります。

発根するまでは体力勝負になりますが、じっと我慢しましょう。

切り口が完全に乾燥したら新しい土に植え替えます。

切り口を軽く土に挿すだけで、このとき土に押し込むのではなく置くように優しく挿します。

植え替え後10日くらいは水やりを与えないでください。

植え付けしてから1〜2週間して株元を少しゆすって根付いたことを確認したら、水をたっぷり与えましょう。

なお、発根にはうんと時間がかかることもあり、品種によっては1年近くかかる場合もあります。気長に待つことが大切です。

再び腐らせないためのポイント

サボテンは春から秋の生育期には、ある程度の水分を必要としますが、普通の植物に比べて水を吸い上げる力が弱いため、吸い上げきれない水が根の周りにいつまでもあると根の呼吸を妨げ根腐れします。

生育期は鉢土表面が乾いたら鉢底から水が流れるくらいたっぷり水やりをしてください(目安として10〜15日間隔)。

反対に生長が緩慢になる冬季には1ヶ月に一度程度の水やりにとどめましょう。

購入したサボテンに化粧土や化粧砂が使われている場合、長期的な栽培には向かないため植え替えが必要です。

水はけの悪い土に植えていると根腐れの原因になるため、市販のサボテン・多肉植物用の土や小粒の赤玉土、鹿沼土、軽石などを中心に配合したものなど、水はけのよい用土を使うようにしましょう。

長期間植え替えをしていないと古くなった根が水を吸収しきれずに根腐れをしてしまう可能性があります。

定期的な植え替えも根腐れを防ぐための大切なケアです。

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