金鯱に害虫がついたらどうする?カイガラムシを駆除する方法

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金鯱に害虫がついたらどうする?カイガラムシを駆除する方法

金鯱は比較的丈夫で育てやすい品種ですが、油断していると害虫に悩まされることがあります。

なかでも最も注意が必要なのがカイガラムシです。

発見が遅れると株全体に広がってしまうため、早めに対処することが大切です。

カイガラムシとはどんな虫か

カイガラムシはカメムシやセミの仲間に分類される昆虫で、日本国内だけで400種類以上が確認されており、大きさや形状は種類によってさまざまです。

金鯱によく見られるのは、白い綿のようなものが付着するコナカイガラムシや茶色や黒っぽい小さな硬い殻を持つタイプです。

サボテンをはじめ、野菜、果樹、草花、ラン、観葉植物など幅広い植物に発生し、植物の樹液を吸い取る吸汁加害を行います。

カイガラムシは生きている間は見つけにくく、多くの場合、死骸や糞となってから初めて発見されます。

白いペースト状のものがトゲの根元や株の肌に付いていたら、カイガラムシの糞である可能性が高いので注意してください。

なぜ金鯱に発生するのか

カイガラムシはサボテンの乾燥した状態を好むため、特に注意が必要です。

また、風通しの悪い環境では湿気がこもり、カイガラムシが発生しやすくなります。

肥料を与えすぎて窒素分が多くなった株も害虫がつきやすくなります。

さらにカイガラムシは風に乗って飛来したり、服に付いて持ち込まれたりすることもあります。

発生しやすい環境としては、風通しが悪く、暗くて埃っぽい場所が挙げられます。

室内管理の金鯱は特にこれらの条件を満たしやすいため、定期的な観察が欠かせません。

発生時期と早期発見のコツ

カイガラムシは5〜7月の繁殖期をピークに発生しますが、温かい室内に置かれた植物の場合は、通年を通して発生する可能性があります。

発見のポイントとしては、株の肌に白い点や茶色いブツブツがないか、またはベタベタした排泄物の痕跡がないかを確認することです。

葉の表面がテカテカ光ったり、べとついたりする場合は、カイガラムシをはじめとした吸汁性害虫が寄生している証拠です。

金鯱の場合、密に生えたトゲの根元や稜(りょう)の溝部分に潜み込むように寄生していることが多いため、見落としやすい場所を重点的にチェックする習慣をつけましょう。

成虫の物理的な駆除方法

カイガラムシの成虫は殻が硬かったり、ロウ状の分泌液を身にまとっているため、農薬が効きづらく、物理的に駆除する方が効果的です。

金鯱の場合、鋭いトゲが密生しているため、ブラシ類を使う際は怪我に十分気をつけてください。

厚手のゴム手袋を着用したうえで作業を行いましょう。

爪楊枝などを使って幹肌に傷をつけないように慎重に駆除する必要があるため、地道な作業になります。

爪楊枝の先端でカイガラムシの縁をすくうようにしてスライドさせると株の表面を傷つけずに除去できます。

数が多い場合には、使い古しの細めの歯ブラシを株の形状に合わせて角度を変えながら、優しくこすり落とす方法も有効です。

取れたカイガラムシはティッシュなどにくるんで燃えるゴミとして捨てます。

目視で確認できなかったカイガラムシやわずかに残ったものはホースを使って洗い流すと効果的ですが、水のやりすぎは植物が腐る原因にもなるので注意が必要です。

幼虫には殺虫剤を活用する

幼虫の時期は成虫と違い、薬剤が非常に有効です。

オルトラン水和剤やアクテリック乳剤などで退治できます。

5〜7月にかけて幼虫が現れる時期に月2〜3回程度の割合で、カイガラムシの姿が見えなくても丁寧に散布すると8月頃からいなくなります。

エアゾールタイプの殺虫剤も便利です。

「カイガラムシエアゾール」は速効性の成分と浸透移行性の成分の混合剤で、カイガラムシの幼虫・成虫の両方に対応しています。

散布の際は風通しの良い屋外で行い、ノズルを株全体にまんべんなく当てるようにしましょう。

なお、薬剤を選ぶ際は対応植物の表示を必ず確認してください。

製品によってはサボテンや多肉植物が「花き類」として適用外とされているケースがあるため、ラベルをよく読んで使用することが大切です。

粒剤を土に混ぜる予防的なアプローチ

植え替えの際にオルトランDXを適量鉢の中に混合させておくだけで、害虫が寄生しにくくなります。

これは事前の予防として非常に効果的で、特にカイガラムシが一度でも発生したことのある株の植え替え時には積極的に取り入れたい方法です。

株元にばらまくだけで、植物を害虫から長く守ってくれる効果が続きます。

駆除後の再発を防ぐために

一度カイガラムシが発生した植物は、ほとんどの場合その翌年にも発生します。

冬の間に薬剤を散布して翌年の発生を予防しましょう。

冬は植物が休眠状態にあり強めの薬剤を使用できるため、マシン油乳剤や石灰硫黄合剤などの殺虫剤を散布することが有効です。

日常的な管理としては、よく日に当て、風通し良く管理することが基本中の基本です。

室内などの風通しの悪い日の当たらない場所には置かないようにしましょう。

また、梅雨入り前にカイガラムシ駆除薬剤を予防的に散布しておくことも効果的です。

金鯱のような球形で稜が深いサボテンはトゲの間に汚れや埃が溜まりやすいため、定期的に観察しながら清潔な状態を保つことが、カイガラムシを寄せつけない第一歩になります。

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