冬にサボテンがシワシワにしぼむ原因とは?そのまま放置でいい?正しい対処法とは?

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冬にサボテンがシワシワにしぼむ原因とは?

サボテンが冬にシワシワにしぼむ原因とは?

冬にシワシワになったサボテンはそのままで大丈夫?

シワシワになったサボテンの対処法とは?

こんな冬にサボテンがシワシワにしぼんでしまう原因と対処法についてご紹介いたします。

サボテンが冬にシワシワにしぼむ原因とは?

サボテンは冬の休眠期に水をほとんど必要としないため、水やりの量と頻度を減らす必要があります。

休眠期に水を与えすぎてしまうと、サボテンの根が水を吸収しきれずに根腐れを引き起こす可能性があるのです。

サボテンの種類によっては、休眠期でも完全に水やりを断つのではなく、月に1回程度の控えめな水やりが必要な場合もあります。

水やりの際は、サボテンの土が完全に乾ききってから、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えるようにしましょう。

一方で、水やりが少なすぎると、サボテンの体内水分量が低下し、シワシワにしぼんでしまうことがあります。

乾燥地帯に適応したサボテンは、体内に水分を蓄える組織を持っています。

冬の寒さや乾燥から身を守るために、その蓄えた水分を放出することで乾燥に耐えようとするのです。

サボテンがシワシワになる原因は品種によっても異なる

サボテンの品種によっては、比較的寒さに強いものもあれば、冬の低温に弱いものもあります。

例えば、ウチワサボテンやハナサボテンは寒さに強い部類に入りますが、ユーフォルビアなどの品種は寒さに弱い傾向にあります。

したがって、冬の管理方法もサボテンの品種によって異なります。

寒さに強い品種は、冬の間も屋外で管理することができますが、寒さに弱い品種は室内に取り込んで管理する必要があるでしょう。

サボテンの置き場所もシワシワの原因に

サボテンを室内で管理する場合、暖房の効いた部屋では空気が乾燥しがちです。

エアコンやストーブの風が直接当たる場所に置いてしまうと、サボテンが水分を奪われてシワシワになってしまうことがあります。

また、日当たりの悪い場所に置いてしまうと、光合成が十分に行われず、サボテンの生育不良を招く可能性もあるのです。

サボテンの冬越しを成功させるためには、品種に合わせた適切な置き場所の選択が重要だといえるでしょう。

冬にシワシワになったサボテンはそのままで大丈夫?

サボテンが冬にシワシワになるのは、休眠に入っているサインである可能性が高いです。

休眠中のサボテンは、成長を一時的に停止し、体内の水分を蓄えて乾燥に耐えようとします。

そのため、ある程度のシワシワ状態は自然な現象であり、心配する必要はありません。

シワシワの程度を見極めることが重要

ただし、シワシワの程度によっては、そのまま放置するのは危険な場合もあります。

全体的に緑色を保っていて、つやがあり、ある程度のハリがある程度のシワシワ状態であれば、休眠中であると判断できます。

このような場合は、春まで様子を見るのが賢明でしょう。

一方、シワシワに加えて茶色く変色したり、つやがなくなってカサカサに乾燥したりしている場合は要注意です。

このような状態は、サボテンの健康状態が悪化している可能性が高く、放置すると枯死に至ることもあります。

早めの対処が必要不可欠です。

株元の状態もチェックする

シワシワの程度だけでなく、株元の状態もよく観察しましょう。

根元が柔らかくなっていたり、変色していたりする場合は、根腐れを起こしている可能性があります。

根腐れは、過湿や水はけの悪い土壌が原因で発生することが多いです。

放置すると、サボテン全体に影響が及び、最悪の場合は枯死してしまいます。

根腐れが疑われる場合は、早急に適切な処置を施す必要があるでしょう。

冬越し後の様子を観察する

冬にシワシワになったサボテンは、春になって気温が上昇し始めると、再び水分を吸収して元の状態に戻ります。

新しい根や茎が伸び始め、成長を再開するのです。

しかし、春になっても回復の兆しが見られない場合は、何らかの問題があると考えられます。

根腐れや病害虫の被害などが疑われる場合は、速やかに対処する必要があります。

適切な処置を施さないと、サボテンは衰弱し、最悪の場合は枯死してしまうかもしれません。

冬越し後のサボテンの様子をよく観察し、異変を見逃さないようにしましょう。

シワシワになったサボテンの対処法とは?

シワシワになったサボテンへの対処法は、原因によって異なります。

まずは、シワシワの原因が水不足なのか、根腐れなのかを見極めることが大切です。

水不足が原因の場合の対処法

シワシワの原因が水不足であると判断した場合は、水分補給が必要です。

ただし、冬の休眠期は水を控えめにする必要があるため、慎重に水やりを行いましょう。

土が完全に乾いていることを確認してから、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。

水やりの際は、水が株元に直接かからないように注意してください。

水やり後は、日当たりのよい場所で管理し、水切れを防ぐようにします。

根腐れが原因の場合の対処法

根腐れが原因の場合は、まず腐った部分を取り除く必要があります。

株を鉢から取り出し、腐った根を清潔なハサミでカットします。

根が完全に腐っている場合は、健康な部分のみを残すようにしてください。

切除後は、株を日陰で数日間乾燥させます。

乾燥後、新しい土を用意し、鉢の底に水はけを良くするための砂利などを敷きます。

適度な大きさの鉢に新しい土を入れ、株を植え付けます。

植え付け後は、日当たりと風通しのよい場所で管理します。

回復の兆しが見られるまでは、水やりを控えめにするのを忘れずに。

適切な環境管理を心がける

シワシワになったサボテンを回復させるためには、適切な環境管理が欠かせません。

冬の間は、できるだけ日当たりのよい場所で管理し、5℃以上の温度を保つようにしましょう。

霜が降りる日や雪が降る日は、不織布などで保温する必要があります。

また、風通しにも気を配り、過湿状態を避けるようにしてください。

春になって気温が上昇し始めたら、徐々に屋外に出して日光に当てるようにしましょう。

ただし、急激な環境の変化はストレスとなるため、少しずつ慣らしていくことが大切です。

病害虫の予防と対策も忘れずに

シワシワの原因が病害虫である可能性もあります。

サボテンに付着している害虫は、ピンセットなどで丁寧に取り除きましょう。

害虫が多い場合は、殺虫剤を使用する必要があるかもしれません。

また、病気の場合は、罹患部位を取り除き、殺菌剤を使用するのが効果的です。

病害虫の被害を防ぐためには、日頃から衛生管理を心がけることが大切です。

定期的に株の状態をチェックし、早期発見・早期対策を心がけましょう。

冬にサボテンがシワシワになってしぼむまとめ

  • サボテンが冬にシワシワになる主な原因は、水分不足と根腐れである。
  • 冬にシワシワになったサボテンの状態を見極めることが大切で、全体的に緑色を保っていて、つやがあり、ある程度のハリがある場合は、休眠に入っている可能性が高い。
  • シワシワに加えて茶色く変色したり、つやがなくなってカサカサに乾燥したりしている場合は危険信号で、放置すると枯死に至ることもあるため、早めの対処が必要不可欠である。
  • シワシワの原因が水不足の場合、休眠期でも水分補給が必要だが、冬場の水やりは控えめにし、土の表面が乾いてからたっぷりと与えるようにする。
  • 根腐れが原因の場合は、腐った部分を取り除き、新しい土に植え替えるのが基本で、植え替え後は、日当たりと風通しのよい場所で管理し、回復の兆しが見られるまでは、水やりを控えめにする。
  • サボテンの冬越しを成功させるためには、品種に合わせた適切な置き場所の選択が重要である。
  • シワシワになったサボテンを回復させるためには、適切な環境管理が欠かせなく、冬の間は、できるだけ日当たりのよい場所で管理し、5℃以上の温度を保つようにする。

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