シャコバサボテンの芽摘みの時期は?春も行う?
シャコバサボテンの芽摘みの仕方とは?
シャコバサボテンの芽かきをしないとどうなる?
シャコバサボテンの芽かきは株にダメージを与える?
こんなシャコバサボテンの芽摘みに関する疑問についてご紹介いたします。
シャコバサボテンの芽摘みの時期は?春も行う?
シャコバサボテンの芽摘みは、沢山の美しい花を咲かせるために非常に重要な作業です。
芽摘みは主に春と秋に行い、春の芽摘みは4月頃に行うのが一般的です。
この時期はシャコバサボテンが生育期に入る頃で活発に成長し始めるタイミングです。
4月頃に芽摘みを忘れてしまった場合には、時期が少しくらいずれてしまっても問題ありませんので必ず行ってあげましょう。
芽摘みをしないで放置してしまうことは、この後詳しくご紹介しますが、様々な問題が起こってしまいますので気をつけたいものです。
春の芽摘みは、乱れた枝を取り除くことで、株全体のバランスを整え、新しい枝を増やす目的で行います。
適切な芽摘みを行い、新しい枝が増えれば、冬になってそれだけ多くの花を咲かせることができます。
秋の芽摘みは9月から10月にかけて行います。
この時期は花芽の形成を促すための重要な時期です。
秋の芽摘みでは、新芽を摘み取ることで、花芽に必要な栄養が古い葉に集中します。
新芽が多いと栄養が新芽に取られてしまい、花付きが悪くなることがありますので、特に柔らかく未成熟な新芽はすべて摘み取るようにしましょう。
このように春と秋の芽摘みをしっかりと行うことで、健康的でバランスの良い株を育てることができるうえに沢山の花を咲かせる事が出来るようになります。
シャコバサボテンの芽摘みの仕方とは?
シャコバサボテンの芽摘みは茎節の部分でひねると簡単に摘み取ることができるため、特別な道具は必要ありません。
春の芽摘みの目的は、株全体のバランスを整え、新しい枝を増やすことですので、大きな株の場合は、株全体の2分の1程度を残し、残りの茎節を摘み取ります。
小さな株の場合は、3~5節の茎節を残して摘み取ります。
芽摘みを行う際は、株全体の形を整えるために、乱れた枝や不要な部分を取り除くことで株が健康に育ち、見た目も美しくなります。
春の芽摘みでは、摘み取った茎節を利用して挿し木を行うこともできます。
秋の芽摘みは9月から10月にかけて行います。
この時期は花芽の形成を促すための重要な時期です。
秋の芽摘みを行う際も、茎節の部分でひねると簡単に摘み取ることができます。
秋の芽摘みを行うことで、花芽がしっかりと育ち、美しい花をたくさん咲かせることができます。
シャコバサボテンの芽かきをしないとどうなる?
シャコバサボテンの芽かきをしないと、いくつかの問題が起こりやすくなります。
まず、芽かきをしないで放置してしまうと葉が好き勝手に伸びてしまうため、株全体のバランスが崩れます。
新芽が伸び放題になると、どうしても見た目が乱れて不格好になってしまいます。
その結果、株が全体が重くなり、倒れやすくなることもあります。
さらに芽かきをしないと栄養が新芽に注がれてしまうため、花芽に必要な栄養が十分に供給されなくなります。
特に秋の芽かきを怠ると、花付きが悪くなり、咲く花の数が少なくなってしまいます。
また、芽かきをしないことで新芽が密集すると、日光が葉全体に均等に当たらなくなります。
その結果、光合成が効率よく行われず、株の成長が鈍化し、風通しも悪くなり、蒸れやすくなります。
蒸れは病気の原因になるため、株の健康を維持するためには避けなければなりません。
定期的な芽かきを行うことで、これらの問題を防ぎ、健康で美しいシャコバサボテンを育てることができます。
シャコバサボテンの芽かきは株にダメージを与える?
シャコバサボテンの芽かきは、正しく行えば株にダメージを与えることはありません。
むしろ、株全体の健康を保ち、美しい花を咲かせるために必要な作業です。
芽かきを行う事で
- 栄養を新芽ではなく花芽に行き渡らせる事が出来る。
- 株全体のバランスを整え鑑賞効果を高める。
- 株の通気性を確保出来るので蒸れなどによる病気を防げる。
- 全ての葉にしっかり光を当てる事が出来るようになるため光合成効率が良くなる。
などの効果が見込めます。
栄養を新芽ではなく花芽に行き渡らせる事が出来る
芽かきの目的は、栄養を効率的に使い、花芽の成長を促すことです。
特に秋の芽かきをしっかり行うことで、栄養が新芽に分散されず、花芽に集中し、花付きが良くなり、咲く花の数が増えます。
株全体のバランスを整え鑑賞効果を高める
芽かきは、株全体の形を整える効果もあります。
乱れた枝を取り除くことで、見た目が美しくなり、株が健康に育ちます。
株の通気性を確保出来るので蒸れなどによる病気を防げる
芽かきをすることで株の通風が良くなります。
風通しが良くなることで、病害虫の発生リスクが減少します。
特に夏の高温多湿の時期には、病害虫が発生しやすいため、芽かきによる風通しの改善は重要です。
芽かきをしないと、新芽が密集し、蒸れやすくなります。
蒸れは病気の原因になるため、芽かきは株全体の健康を維持するためにも必要です。
全ての葉にしっかり光を当てる事が出来るようになるため光合成効率が良くなる
芽かきを行うことで、光合成の効率も向上します。
新芽が密集すると日光が葉全体に均等に当たらなくなり、光合成が効率よく行われず、株の成長が鈍化します。
そのような問題を避けるためにも春の芽かきをしっかり行うことで、日光が葉全体に当たり、光合成が効率的に行われます。
さらに、芽かきは花の開花時期を揃える効果もあります。
同じ株でも、芽かきを行うことで、花が咲くタイミングが揃い、統一感のある見た目になります。
芽かきは株にダメージを与えるどころか、株全体の健康を保ち、花付きの良いシャコバサボテンを育てるために欠かせない作業なのです。
シャコバサボテンの芽摘みまとめ
- シャコバサボテンの芽摘みは春と秋に行うのが適している。
- 春の芽摘みは、4月頃に行うのが一般的で、この時期は生育期の初めなので植物が活発に成長し始めるタイミング。
- 春の芽摘みは、株全体のバランスを整え、新しい枝を増やすために重要。
- 茎節の部分でひねると簡単に摘み取ることができ、剪定鋏を使わなくても手で行うことができる。
- 秋の芽摘みは花芽の形成を促すための重要な 作業で9月から10月にかけて行うと良い。
- 芽摘みをしないと、株全体のバランスが崩れ、見た目が不格好になることがある。
- 芽摘みは適切に行えば株にダメージを与えることはなく、むしろ芽摘みは株全体の健康を保ち、花付きの良い株に育てるために必要な作業。