シャコバサボテンの花が終わったらやっておきたい世話とは?
シャコバサボテンの花が終わったサインとは?
シャコバサボテンの花が終わってから放置するとどんな問題が起こる?
シャコバサボテンの花を来年もたくさん咲かせる方法とは?
こんなシャコバサボテン(デンマークカクタス)の花が終わったらやっておきたい世話についてご紹介いたします。
シャコバサボテンの花が終わったらやっておきたい世話とは?
シャコバサボテンの花が咲き終わった後の手入れは、翌年も美しい花を咲かせるために大切な作業です。
手入れの方法はいくつかありますが、まず基本となるのは花がら摘みです。
咲き終わった花や蕾は、枯れた状態で放置するとカビや病害虫の原因となるため、手で摘み取るかハサミを使って丁寧に除去しましょう。
水やりの頻度も調整する必要があります。
花が終わったら、徐々に水やりの頻度を減らし、土の表面が乾いてから2~3日後に水を与える程度にします。
特に冬の間は水やりを控えめにし、過湿にならないように注意しましょう。
水やり同様に肥料の与え方も変わってきます。
花後少しの間は肥料を与える必要はありませんが、4月~5月頃には、緩効性肥料を少量与えると新芽の成長を促せます。
その後、5月から9月頃にかけて、月に1回程度液体肥料を薄めて与えます。
剪定も重要な手入れの一つです。
花が終わった枝の先端を軽く切り戻し、込み合っている枝や徒長枝を剪定しましょう。
剪定は3〜4月頃または9~10月頃が適期です。
また、2年〜3年に1回程度、春か秋に植え替えを行いましょう。
定期的な植え替えは根詰まりを防ぎ、シャコバサボテンの健康を保つためです。
一回り大きな鉢にサボテン用の新しい培養土を使用して植え替えましょう。
これらの手入れを適切に行うことで、シャコバサボテンは翌年も健康に成長し、美しい花を咲かせてくれます。
シャコバサボテンの花が終わったサインとは?
シャコバサボテンの花が終わったサインは、まず花びらがしおれて茶色く変色し始めるのが目につきます。
次に花びらが落ち始めるようになります。
この段階では、花の美しさが失われ、植物が次の成長サイクルに向けてエネルギーを蓄え始めています。
そのため、花の付け根に緑色の種子が見え始めることもあります。
これは花が生殖サイクルを完了し、種子を形成している証拠です。
これらのサインが見られたら、花後の手入れが必要ですので、枯れた花や花茎を取り除くことを始めましょう。
日当たりの良い場所での管理も忘れてはなりません。
ただし、夏の直射日光は避け、葉焼けしないように注意が必要です。
適切な光の条件下で育てることで、シャコバサボテンは健康に成長し、翌年の花を咲かせる準備を整えます。
以上の手入れを行うことで、シャコバサボテンは休眠期を経て、再び美しい花を咲かせる力を蓄えます。
シャコバサボテンの花が終わってから放置するとどんな問題が起こる?
シャコバサボテンの花後の管理は、植物の健康と美観を保つために重要です。
花が終わった後に適切な手入れを怠ると、いくつかの問題が生じる可能性があります。
まず、枯れた花茎を放置すると見た目が悪くなります。
茶色く枯れた部分は、見た目が悪くなるだけでなく、カビや病害虫の温床にもなります。
さらに花がすっかり枯れるまで放置してしまうといつまでも余分な栄養を消耗し、株全体の成長を阻害する原因となります。
その結果、新しい芽や葉、さらには花芽の成長を妨げることに繋がります。
よって花が終わったら、早め早めに花後の世話を行う事でシャコバサボテンの体力を維持する事が出来ます。
出来るだけ長く花を楽しみたい気持ちは、誰しもあるものですが、花を長く楽しめば楽しむほど、シャコバサボテンの株が弱ってしまうという事を頭に入れておく事も大切です。
枯れた部分の早期除去と栄養補給のための肥料の施用は、シャコバサボテンが長年に渡って健康的に活力を保つために不可欠な世話なのです。
シャコバサボテンの花を来年もたくさん咲かせる方法とは?
シャコバサボテンの花を来年も豊かに咲かせるためには、適切な環境の維持とお手入れが重要です。
日当たりの良い場所で育てることが基本ですが、夏の強い日差しは葉焼けの原因となってしまうため遮光してあげましょう。
また、冬の寒さには弱いため、5℃以上を保つよう室内管理を心掛けましょう。
生育期の4月から9月にかけては、月に1回程度の薄めた液肥を施すことが肥料の基本です。
サボテン専用肥料を使用し、過剰な施肥は避けてください。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと行い、冬は休眠期に入るため月に1〜2回の控えめな水やりで十分です。
シャコバサボテンは短日植物であるため、9月からは夜間12時間以上の暗闇を確保する短日処理が花芽分化を促します。
この時期には15~20℃くらいの涼しい環境で管理することが理想的です。
花芽数を増やすためには、4月〜5月および9月に葉摘みを行うことが効果的です。
先端の2〜3節を摘み取ることで、脇芽の成長を促しましょう。
2〜3年に1回の植え替えは、根詰まりを防ぎ、健康な成長を促します。
暖かい時期には、カイガラムシやハダニなどの害虫が発生しやすいため、定期的に観察し、発見次第対処することも重要です。
適切な環境と管理を心掛ければ、シャコバサボテンは来年も美しい花をたくさん咲かせるでしょう。
シャコバサボテンの花終わりまとめ
- 咲き終わった花や蕾は、枯れた状態で放置するとカビや病害虫の原因となるため、手で摘み取るかハサミを使って丁寧に除去する。
- シャコバサボテンの花が終わったサインは、まず花びらがしおれて茶色く変色し始め、次に花びらが落ち始めるようになる。
- 花がすっかり枯れるまで放置してしまうといつまでも余分な栄養を消耗し、株全体の成長を阻害する原因となってしまう。
- 花を長く楽しめば楽しむほど、シャコバサボテンの株が弱ってしまうという事を頭に入れておく事も大切。