春夏秋冬 サボテンの温度管理

2019年10月23日

春夏秋冬 サボテンの温度管理

サボテンの温度管理

 

サボテンの季節ごとの温度管理

サボテンは自然環境下において、非常に過酷な温度帯に生息しており、育成においても最低温度は5℃くらいから最高温度は40℃くらいまでの範囲であれば、枯らさずに管理することができます。

ここで言う「枯らさずに」という考え方はサボテンを育てていく上では非常に大切な管理ポイントとなります。

サボテンはその風貌から他の植物に比べて活動期や休眠期の違いが、初心者の方には見分けにくい面もあるようですが、気温の変化によって活発に生長する時期と休む時期というものがあります。

特に四季がはっきりしている日本ではその違いは顕著に現れるものなのです。

よって、季節ごとに違うサボテンの生長に合わせて温度管理をしっかりしていくことが一年を通してサボテンを元気に育てるコツとなります。

それではサボテンが一番活発に活動する季節はいつでしょう?

サボテンのイメージからすれば、灼熱の太陽照りつける夏ですが、実は夏は生長が鈍りますので、暑さ対策をしなければならない季節なのです。

サボテンは暑さにも強く、一部の種類は真夏に最も旺盛に生長しますが、大多数は日中の高温に耐え、夜間の冷気で体力を回復するという形で夏を乗り切ります。

多くのサボテンは昼間は暑く、夜間は冷え込む砂漠的環境に自生していますので、日本のような熱帯夜は特に苦手なのです。

よって夏は出来るだけ夜間温度を下げる工夫をし、暑い時期を乗り切るようにします。

このようにイメージと実際の管理方法には大きな差があることもありますので、季節ごとの温度管理方法をしっかりマスターしてサボテンにとって快適な環境を維持できるようにしましょう。

3月〜5月 春の管理

春は多くのサボテンや多肉植物が長い休眠から覚めて生長を開始する季節です。

管理の作業は1年中で一番忙しいですが、楽しみもまた多い季節でもあります。

栽培設備のない場合でも、お彼岸の前後になれば蕾をつけ始めるものや新しい刺を展開するものが多く、4月〜5月になると花を咲かせる種類もあります。

活動を開始した種類から順に植え替えにかかり、その他の作業も順次進めていきたいものです。

なお、温室やフレームのある場合は約1ヶ月早い2月初めから、寒冷地では1ヶ月遅い4月頃から生育期に入るので管理作業もそのつもりで行う。

3月いっぱいはまだ寒い日もあるので、植え替えしたものも含め、室内など暖かいところに置き、十分日に当てることを心がけます。

4月に入り、霜の心配がなくなったら外に出せますが、当初は直射日光やひどい雨は避けた方が無難です。

ただし、丈夫なウチワサボテン類などは出しっぱなしでも大丈夫です。

水やりは3月中旬頃までは暖かい日を選んで与えるようにし、生長期に入ったら水やりの回数を徐々に増やします。

6月〜7月 梅雨時期の管理

乾燥地帯に生育するサボテンや多肉植物にとってじめじめした梅雨の頃は日照不足や過湿など悪条件ばかりが揃う最悪の季節です。

腐りやすい時でもあるので通風を良くし、過湿を防ぐように管理することが大切です。

逆に高温多湿を好むものや実生1〜2年の若い苗は生き生きと育つので、これらについては春と同様の管理で問題ありません。

気温が上がるほど元気になる種もありますが、大概のサボテンは梅雨から夏にかけて生育が鈍りますので、十分な換気に加えて、光線量を遮光ネットなどで抑え、温度の上がり過ぎを防ぎます。

栽培室が小さいほど急激に温度が上下しますので、温度の上がり過ぎには特に注意しましょう。

7月下旬〜8月 夏の管理

梅雨が明けると強い日差しが照りつける本格的な夏の季節です。

梅雨の日照不足からいきなり強い日光にさらされると日焼けが起きやすく、猛暑のために弱ってくるものも出てきます。

夏の置き場所は日焼け予防を第一に考えておきたいものです。

風通しの良い涼しい場所なら直射日光にも耐えられますが、そうでない場合は遮光ネットなどで遮光する方が無難です。

室内に置くときにはレースのカーテン越しに日が当たるようにし、熱帯夜が続くような時期には夜間の風通しにも気をつけるようにします。

通風を良くし、涼しい環境を整えることが大切で、日焼けもシワのよった程度の軽いものであればすぐ治りますが、重症のものは灰白色のかさぶた状になってしまい治らないので特に注意が必要です。

この時期は生長の鈍ったものや休止しているものは涼しい場所で静かに休ませることが大切です。

8月の後半にもなると暑さで弱っていたものも再び元気を取り戻し、秋の生長期に入っていきます。

9月〜11月 秋の管理

9月になると暑さによって弱っていたものも元気を取り戻し活動を再開します。

シャコバサボテンなども日が短くなると蕾をつけるようになります。

気温の低下とともに生長が鈍り始める時期でもありますので、10月下旬から11月頃には冬支度を始めるようにします。

秋の長雨にあたると根腐れをすることもありますので、雨の当たらない場所に置き、天気の良い日には十分に日光浴をさせるようにします。

地域にもよりますが、霜の降りる時期になったら室内に取り込み、できるだけ日の当たる窓辺などに置くようにします。

12月〜2月 冬の管理

冬はほとんどのサボテンが休眠期に入るため、この時期の作業は防寒対策がメインとなります。

サボテンは意外かもしれませんが、寒さにも強く、ほとんどの種は凍結させない限り低温により枯れることはありません。

よって室内であれば0℃くらいでも大丈夫ですが、安全を見て最低5℃の確保を心がけます。

冬越しは暖かければ暖かいほど良いというものではありません。

中途半端な加温は不要で、逆に春からの生長リズムを狂わせる原因となりますので気をつけましょう。

 

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当サイトの記事について
当サイトに記載した内容はサボテンの育成における一般的な管理方法です。
サボテンの種類により育成環境、育成方法に多少の違いがあるものもありますので、品種のわかるものは品種ごとに詳細を調べることをお勧めします。

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