サボテンの水栽培　根腐れやカビなど失敗するやり方・容器

サボテンの水耕栽培で根腐れやカビが生えてしまう。そんなサボテンの水栽培で失敗してしまうやり方の問題点や失敗しがちな容器についてもご紹介いたします。

サボテンの水耕栽培とは

サボテンの水栽培で失敗をしてしまう理由をご紹介する前にサボテンの水耕栽培・水栽培について簡単にやり方をご紹介いたします。

サボテンの水耕栽培とはガラス容器などに水を張りその上にサボテンを載せて育てる方法です。

土を一切使わないことによる清潔感やサボテンの根が見えるというちょっと変わった育て方に人気があるようです。

はじめ方は簡単で土に植えてあるサボテンから土を取り除き、綺麗に洗った根を短くカットして根の部分だけ水に浸かるように管理します。

サボテンが上手く環境に慣れると白い綺麗な根を伸ばしはじめます。

始めるのはこんなに簡単なサボテンの水耕栽培ですが、上手く育たないというトラブルも多いようです。

その中でも根腐れしてしまう。カビが生えてしまうなどの問題について問題点をご紹介いたします。

サボテンの水栽培で根腐れ・カビが生える

サボテンの水栽培で根腐れやカビが生える原因にはいろいろあります。

幾つかの問題点を挙げてみましたのでご自身の育成方法を確認してみてください。

サボテンの根をカットしたらしっかり土を落とさないと土の中の雑菌が残って根腐れを起こす可能性が高まりますのでしっかり洗いましょう。

洗ったサボテンの根は天候にもよりますが、5日ほど日陰干しをし、しっかり乾燥させることによりサボテンの胴体や根についた雑菌を殺菌消毒する効果があります。

この作業を飛ばしてしまうと雑菌を付着させたまま育てることになってしまうため根腐れやカビの原因となります。

水の高さは根の先端が少し水に浸かるくらいに保ち、サボテンの胴体まで水に浸からないようにします。

あくまでも根の先端から水を吸い上げるようにすることで新しい根をしっかり伸ばすようになります。胴体が水に浸かっているとその部分から腐り出してしまいます。

水が古くなると根が腐りやすいので3日に1回くらいは水換えを行う。

サボテンの水やりの基本はたっぷりやって水捌けの良い土ですぐに乾かすです。

しかし水耕栽培の場合には常に水に根が浸かったままとなります。

その水は時間の経過とともに腐敗していくことを頭に入れておいてください。

季節や水の中の不純物の量などによって水の腐敗スピードは変わりますが、できるだけ新鮮な水を常に与えられるようにしておきましょう。

肥料の与え過ぎも根を痛めます。

水耕栽培初期は肥料を与えるのは控えてまずは新しい根が伸びるまで待ちます。

根がしっかり伸び始めてきたら液肥を希釈したものを与えます。

とにかく薄過ぎるかなぁと感じるくらい薄めた肥料を与えるようにしてサボテンの様子を見ながら調整していくようにしましょう。

サボテンの水栽培で失敗しやすい容器

サボテンの水耕栽培で失敗しやすい容器とは容器の中が見えにくく、水の量や水の状態が把握しにくい容器です。

容器の中が見えないと水が減っていることに気がつかないことや水が悪くなっていることに気がつかずにサボテンに問題が起こってしまうのです。

さらに容器の口元がサボテンのサイズに合っている事も大切です。

中が見えるガラス容器を準備してもサボテンがすっぽりとガラス容器の中に入ってしまうような容器はあまりお勧めできません。

理想は容器の上にサボテンが載るイメージです。

容器の中にサボテンがすっぽり入ってしまうとサボテンの胴体の部分まで水に浸かってしまうことになります。

水の量を調整して管理すれば水に浸からないように育てることも出来ますが、今度は風通しの悪さという問題が出てしまいます。

サボテンがガラス瓶などの中に入っていると風通しが悪くなりカビが生える原因にもなります。

よって理想的な水耕栽培の方法はガラス容器の上にサボテンが載っかるように育てることなのです。

サボテンの水栽培まとめ

サボテンの水栽培でサボテンが腐ったり、枯れたりせずに上手に育つコツについてご紹介しましたが、ここでご紹介した内容は水耕栽培に対してよく起こる問題についてご紹介しています。

もちろんサボテンが元気に育つための条件や環境が整っていることが前提となります。

日当たりや気温、風通しや湿度などサボテンが好む環境かどうかについても今一度確認してみてください。